分け入っても分け入ってもコンタクトレンズ初めて

コンタクトレンズ初めて CARE&CUREで人と向き合う。

僕の半生
子供の頃、僕は音楽というものに興味がありませんでした。数字を自分で色々とこねくり回すのが楽しかったので、計算機で遊んでいました。漢字も好きだったので、辞書をよく読んでいました。中でも好きだった遊びはブロック遊びで、「リブロック」というおもちゃで、弟と一緒に長期間遊んでいました。その遊びが、僕や弟の創造性を育んでくれるのに、かなり役立ちました。また、親戚の伯父が様々な図鑑を買ってくれたので、弟と一緒によく読んでいました。植物や昆虫や地球や宇宙や星について書かれたその図鑑は、小学生の頃に僕と弟の「科学的なものの見方」を養うことに大いに役立ちました。音楽との出会いは、母が聞いていた音楽です。母はいろんなアーティストの音楽を聴いていました。カーペンターズ、クイーン、マイケルジャクソン、サイモン＆ガーファンクル。その中に、僕がのちに青春時代に再会することになる「ビートルズ」の音楽もありました。
子供の頃は活動的で、いわゆるいたずらっ子でした。弟とかくれんぼをしたり、ファミコンを買ってもらったり、少林寺拳法に打ち込んだり、彼女のような女の子がいたこともありました。外での遊びといえば好きだったのは友達との野球で、小学校の高学年の頃は、いつもその「ミニ野球」のような遊びをしていました。僕は中学校に入学し、バスケットボール部に入部しました。中学校の時に買った「ドラゴンクエストV」の前編となる「ドラゴンクエストⅢ」。このゲームのRPGの最後の敵「ゾーマ」との戦いで流れる「勇者の挑戦」「そして伝説へ」という音楽が好きでした。音楽の時間に、音楽の先生が急に僕を指名して一人で歌うように言われたことがありました。なんの曲かは覚えていません。そんな僕が「音楽」というものに目覚めたきっかけは、中学生の終わり頃の不思議な体験です。
受験を控えていた２月のある日、学校から帰ってすぐの時間に、僕は精神的に限界を超えてしまいました。たくさんの悩みを抱えていて、それに追い打ちをかけるように、好きだった女の子との別れを経験した後のことです。僕は激しい落ち込みから昏睡状態になり、救急車で病院に運ばれ、様々な検査を受けましたが、異常は見つからず、すぐに帰りました。そのあとも「激しい落ち込み」のような状態は良くならず、大きい病院を紹介され、そこに通院をしました。２週間ほど、僕は学校を休んでいました。その途中に、あの体験をしました。その日のことは今でもよく覚えています。急に、頭の中で激しいピアノ曲のようなものが流れ出しました。今まで聞いたことのないその曲は、僕の頭の中で大音量で再生され、そしてやがて鳴り止みました。そしてその時、僕は気がついたのです。「自分の心の状態が完全に回復している」ということに。それはとても不思議な経験でした。そして僕の中で「音楽」に対する考え方が変わった体験でもありました。こうして僕は「音楽」というものに深く関わるようになったのです。
高校に入学すると、僕はチャゲ＆飛鳥、Mr.Children、B’z、X JAPANなどの邦楽をよく聞いていました。そんな時、カセットテープで聴いていたビートルズに興味を持っていることを知った両親が、ジョージ・ハリスンが選曲したベストアルバム「赤盤青盤」を買ってくれたのです。それがきっかけで、僕と弟は、ビートルズのアルバムを全部集め始めました。全ての曲を深く聴き込み、耳で聞いて覚えた英語の歌詞を歌い続けました。大学に入学してから、僕はアルバイトを始めて、初めて「お給料」というものをもらいました。その使い道に困っていた時に、弟に気まぐれで「ギターを買ってこようかな」と言ったことがありました。その質問に、弟は「ええやん」と答えたので、僕はすぐにアコースティックギターを買いました。
同じ時期に、僕は「円錐角膜」と呼ばれる非炎症性変性疾患を発症しました。メガネもコンタクトレンズも合わなかったので、音楽の世界に力を注いでいくことを決意しました。視力は0.04にまで低下していて、困っていた時、円錐角膜の名医と出会い、特注のハードコンタクトを作ってもらいました。そして大学生活の多くの時間とエネルギーを、ギターを覚えることに費やすことにしました。その当時に購入したエレキギターは、現在も使用しています。
大学生の時のある時期に、僕は６日間眠らずに起きていたことがあります。視力は低下していましたが、新しいギターを購入して練習を続けていて、精神的に高揚していた時期だったと思います。ある朝、僕が目覚めると、僕の中に「キリストの意識」が入ってきました。そしてそのまま僕は家を出て、駅の周辺をさまよっていました。すると今度は「釈迦」の意識が僕の中に入ってきました。続けて「フロイト」「親鸞」「アインシュタイン」の意識が、僕の中に入れ替わり立ち替わりで入ってきたのです。そのまま、僕は３日間街をさまよっていました。そして遠い場所にあるコンビニエンスストアでうずくまっていたところを両親が発見してくれて、家に帰った後のことです。全知全能の「ゼウス」という神が、僕の中に一瞬入ってきて、全てを振り払ってくれました。その時にノートに書いた断片的な内容はありますが、龍や宇宙人に関係する内容が書かれていました。
大学を休学していた僕は、アルバイトをしてお金を貯めていました。そしてそのお金で、日本とは対照的に広大な面積を持ち、独自の生態系を持ち、UFOの目撃情報も多いオーストラリアへ行くか、あるいはバイクを買うかで迷っていました。大学では数学を専攻していましたが、仕事としてやりたいことが見つからず、音楽に力を入れることになります。その当時、医大の付属病院の眼科医を紹介してもらい、円錐角膜であることが発覚し、治療を開始しました。バイクを買い、大学に復帰した僕は、バンドを始めることを決意します。そしてバンドのメンバーを探すことになります。
ある日、大学の建物のソファがあるところに、左利きのギターを弾いていた変な学生がいました。彼が、のちにバンドの中心的なメンバーとなる「キーボード」担当です。彼は右利きなのに左利き用のギターを買ったらしく、全然弾けていませんでした。僕は興味を持ち、話しかけてみました。すると、音楽に関してどうやら玄人であるということがわかったのです。彼は１１歳でショパンを極め、全国のコンクールで３位に入賞するほどの実力者でした。僕や弟と同じように、ビートルズの楽曲を全てマスターしており、ピアノやギターを使用して作曲をしていました。そしてもう一人、「ベース」を担当することになる女性との出会いは、大学の外のベンチでした。彼女は�
��ンプルなエレキギターで、イングヴェイ・マルムスティーンの曲を弾いて遊んでいました。彼女はその後、一緒に活動を続けることが難しくなり、脱退。彼女の脱退後は、音楽サークルに所属していた弟の同級生のギタリストに、ベースを依頼しました。残りのメンバーのギターとドラムとボーカルは、音楽サークルのメンバーでした。その後もドラムを担当していたメンバーが入れ替わったり、メインボーカルのメンバーが脱退したり、色々と変遷がありました。それでも、僕は思います。このバンドの活動は、安定はしていなかったけれど、ビートルズをどんどん演奏できて、かなり面白かったということ。そのバンドの活動は２年間ほど続きました。バンドのメンバーが所属していた音楽サークルには、別のバンドでギターを担当していた学科の後輩もいて、大学2年生でポール・ギルバートの曲を弾いていました。ちなみに、彼から借りたギターを返すために最近再会したのですが、彼は現在教師の仕事をしていました。そして僕は大学を中退することにしました。ギターの演奏技術の向上と、作曲活動のための時間の確保と、演奏活動に力を入れるためです。その時、僕に迷いは一切ありませんでした。とてもスッキリしたのを覚えています。
そしてこの後、社会的な空白期間が始まります。僕にとってはとても重要な期間で、とても濃い期間です。犬を飼ったり、世界のことをインターネットや本で調査したり、家族のガンが見つかり、闘病生活をしたり、放射能の内部被曝を調査したりと、いろいろなことがありました。途中で就労も行いましたが、視力が原因ですぐに解雇されてしまったこともあります。それでも、その企業の代表の経営理念だけは学んで帰ってきました。あるとき、僕の身体に異変が起き始めました。感覚の問題だったのかもしれないし、何らかの精神疾患だったのかもしれません。突然、地球が大きくなったり小さくなったりする変な感覚があって、例えるなら、地球をスキャンするような感覚。その変な感覚と同時に、誰かが、僕の意識に映像と数字でこう伝えてきたのです。テレパシーのような感じでした。「１２２６」「津波で男の人が吹き飛ばされる」僕は何かが起きるということを感じ、そしてインターネットで調査しました。しかし、何の情報も出てきませんでした。この１２２６という数字が表しているのは日付だということは分かりました。僕の中にキリストの意識が入ってきたのも１２月２６日です。今でも後悔しています。誰かに伝えていれば、助かった人がいるかもしれない。そのイメージを受け取った１ヶ月後に、イランで大きな地震がありました。その一年後に、スマトラで大きな地震と津波がありました。１２月２６日のことでした。僕はその時の感覚が、いわゆる「第六感」だと確信していて、その知覚を伸ばすか、音楽を伸ばすかで悩みました。第六感を伸ばすためには、精神的に大変だし、太るということがわかりました。それに、誰かを助けられる可能性も低い。その後も、テレパシーのようなもので数字の「７」を受信し続けていましたが、僕は第六感よりも音楽を選択することにしたのです。
この空白の期間に、僕はある物語を作ることを決意します。2001年に同時多発テロが発生してから、僕は世界に何かが起こっているということを察知して、世界のことや神話や宗教のことを調べていました。そしてそれをRPGにするために、物語を作ることにしたのです。しかし、物語の舞台や内容が壮大すぎて、手に負えないことに気がつきました。RPGにしようと思った背景には、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのテレビゲームの影響があるかもしれません。インドのヴィシュヌ神の話なので、釈迦とも関係があり、いわゆる白馬の王子さまの救世主カルキの話でした。「何かを書かなければいけない」というような感覚はまだあります。
母のガンが見つかった時、「余命３ヶ月です」と医師に宣告され、僕はもちろん、母や家族は皆とても悲しい気持ちでいっぱいでした。しかし、その後も母と僕たちは病気と闘い続け、母は２年間生きてくれました。母が他界した時に存命していた祖母も、母が他界した半年後に、後を追うように亡くなりました。母の他界の５日後のことだったと思います。僕はテレビゲームのカラオケのソフトを購入し、ひたすら歌い続けていました。僕は時々発生する発作や、母との別れなどの辛い経験と向き合いながら、作曲活動を続けていたのです。そしてやがて経済的に限界を迎え、社会保障を受けることになります。
東日本大震災の１ヶ月前に、弟に勧められて、iPod touchを購入しました。弟は外部被曝について会社の指示で調査をしており、僕は内部被曝について調査をしました。外部被曝は、被ばくの原因となる場所から逃げるしか方法がなく、内部被曝は味噌を食べることで体内の放射性物質を排出できるということがわかりました。長崎県に原子爆弾が落とされた時に、秋月辰一郎という医師が味噌の効果に着目し、患者を救ったという逸話があります。ラットを使用した実験でも証明されていて、チェルノブイリの原子力発電所の事故の際にも、大量の味噌が送られたというような情報を得ることができました。
やがて僕は体力の回復のために登山を開始します。それ以前にも自転車を利用して運動をしていましたが、さらに体力を回復するための手段として、僕は七五三や初詣などで子供時代からずっとお世話になっている山を選びました。最初に登った時が一番大変でした。あまり歩くようなこともなく、運動をしていなかったので、登りはなんとなく登れたのですが、降りる瞬間から一歩一歩が激痛でした。下山している途中で、それぞれ白と黒の模様を持った猫と遭遇しました。彼らの姿を見てから、不思議と痛みが緩和されたのを覚えています。その山は神の山と呼ばれているので、猫も神通力を持っていたのかもしれません。その後も続けて５回山を登りました。その山は現在では観光客が増加し続けており、現在の職業も観光と関連があるので、とても仕事が忙しく、猫の手も借りたい状況です。最近では若者の従業員も入ってきてくれているので、助かっています。
登山をした翌年、僕は現在の妻となる女性と出会うことになります。彼女は音楽関係の高校を首席で卒業していて、音楽大学を中退しています。夏にスタジオで初めて出会い、その後カラオケに行っただけだったのですが、すぐに交際を開始しました。僕が初めてギターを購入したりしていた僕の学生時代にこの世界に誕生していて、年の差が離れています。彼女は少林寺拳法の全国大会で準優勝するほどの実力の持ち主で、とあ�
�占い師からは男性の魂の持ち主だと言われたこともあります。初めて待ち合わせをした場所があるのですが、彼女は前日の夢でその場所を見たそうです。彼女の母親も少し不思議な能力を持っていて、彼女が結婚する相手は音楽関係の人だと言っていたそうです。彼女は高校生の時に父親を白血病で無くしていて、僕と彼女が出会った時には、彼女は大変な状況を抱えていました。彼女がビートルズを極めていて、片親を病気で亡くしているという部分も、共感できるところだったと思います。出会った当時、僕たちは二人ともボロボロになっていて、自然にお互いに心の支えになるような関係になりました。僕にとっての心の支えは、飼っていた「りゅう」という名前の犬と、音楽でした。彼女にとっての心の支えは、絵を描くことと、音楽でした。彼女の描く絵はとても特殊な印象を人に与えるものです。僕たちは一緒にユニットを組むことになり、僕がギターボーカルとギターを担当して、彼女がベースとチェロを担当することになりました。ライブで演奏した曲の一部は、彼女が作詞をして、そのほかに全て英語の歌詞の曲、そしてクラシック、それ以外は全て僕が作詞作曲した曲を演奏しました。彼女が担当してくれたライブの演出はとても好評で、僕の復活ライブのような形になりました。
その後も、僕たちはいくつかの仕事を探し始めます。彼女はすぐに仕事が見つかりましたが、僕は視力のことがあったり、ギターの弾きすぎで右手が柔軟にならずにマッサージ師を諦めたりして、なかなか仕事が見つかりませんでした。鳥を飼ってみたものの、高音の鳴き声が原因で飼うことができなくなり、友人に譲ったり、ユニットに妻の音楽大学時代の仲間が入るという話もありました。そしてある日、彼女が妊娠していることがわかりました。僕たちは実家で音楽活動をしながら同居をしていましたが、父親との相性などもあり、彼女は彼女の実家で暮らしていました。この妊娠をきっかけにして、彼女は僕の実家で再び父親と同居をすることになりました。僕の仕事が決まっていないこともあり、さらに追い討ちをかけるように、飼っていた犬が病気になってしまい、夜中に看病もしていました。その時は精神的に限界を迎えてしまい、発狂に近い状態のこともありました。その年の冬、僕は「なんでもいいから仕事を探そう」と思い、現在の仕事の面接を受けて、そして２日後にはもう働いていました。現在の職場は女性が活躍していて、娘の出産にも理解があり、立ち会わせてもらいました。出産は、あまりに物凄かった。感動というよりも、正直ショックの方が大きかったです。生まれた瞬間は、かなり安心しました。予定日の出産でしたが、3600グラムとかなり大きな赤ちゃんで、時間がかかり、帝王切開の準備もしていたのですが、なんとか帝王切開を避けて生まれてきてくれました。
妻と娘が病院に入院していた年明けのことです。娘が生まれた翌日、娘が目を開けて、「家に帰って」と力強く目で「話しかけてきた」のです。これはきっと親子にしかわからないことだと思います。その二日後の朝に、飼っていたりゅうが、朝に大好きなソファの上でニコッと笑いました。そしてソファから降りると、そのままばったりと倒れて、そのまま他界しました。かなりやんちゃな犬でしたが、最後は海賊王みたいに、笑って満足していきました。りゅうは生きていた時に、チョコレートを一箱食べてしまったり、焼酎をこっそり飲んでグダグダに酔っ払ったり、果物ナイフを盗んで自分の寝床に持って行って隠したり、テニスボールを数え切れないほど真っ二つにしていました。僕たちはふざけて「破壊神」と呼んでいて、本当にとんでもない犬だったのを覚えています。
りゅうとの別れの悲しみもよく分からないうちに、子育てがどんどん進んで、現在に至ります。娘は、現在は妻の実家の近くの保育園に通っていて、登園初日からアイドル状態だったようです。きっと僕よりも集客力があります。妻は大手の企業に就職が決まり、僕は音楽活動を再開しようとしています。娘はまだ０歳なのに２歳ぐらいの大きさとエネルギーを持っていて、その爆発的なエネルギーを持つ彼女が、将来何をやりだすのか、とても楽しみです。
中学生の時に、頭の中で流れ始めた音楽。あの時に僕は限界を超えてしまい、そして不思議な力によって回復をしました。その時、突然頭の中で流れ始めた「聴いたことのないピアノ曲」は、大人になった今、何の曲だったのかを知りました。それは妻が教えてくれた曲で、ロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフが作曲した「ピアノ協奏曲第二番」でした。ハ短調のその曲を耳にした時、私はすぐにあの時頭の中で流れた曲だということが分かりました。その後も視力の低下や突然心の中に入り込んでくるテレパシーのようなものと戦いながら、次第にそういったものが僕の一部だということを自分で認め、前に進むことができるようなった気がしています。僕の元にやってきてくれた妻と、そして娘との日常。そしてこれから本格的に再開しようとしている音楽活動。僕の半生における時間がどのようにして流れ、どのような人と出会い、幾つもの分岐点で、どのように音楽を選択してきたのか。このハ短調の旋律を耳にしながら、僕は今でもこう思います。「長く辛い時期が続いたとしても、やがて道は開ける。そして、きっと、僕の人生は音楽とともに始まり、音楽に携わる妻と出会い、そしてずっと音楽を続けるということが決まっていた、あるいは自分で決めて生まれてきたのかもしれない。」そんな風に。ここまで読んでいただけた方々に、この文章が少しでも役に立つことを願って、僕の半生についての物語を一旦終わることにしたいと思います。

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